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2008年01月20日

技能五輪でがっちりマンデー!!

今回のがっちりマンデー!!は技能五輪の話でした。ゲストには森永卓郎さんとSMAPの稲垣吾郎さんを向かえはじまったわけですが、もうこれ以上ないんじゃないの?ってくらい夜9時放送の「佐々木夫妻の仁義なき戦い」の番宣でした。MCの加藤浩次が映ればそのうしろに番組のポスターがあるし・・・番組的には楽しみなんですが・・・
話をがっちりマンデー!!の本題に移します。技能五輪は2007年11月に静岡で第39回技能五輪国際大会として開催され、22歳までの若い職人を国際的に競い合い、参加国の技能向上と職業訓練の振興を目指したもので今回の大会で日本は金・16個、銀・5個、銅・3個と24個のメダルを獲得しましたが、韓国は金銀銅合わせて27個獲得して金メダルの数では勝っているものの相当なライバルとなっているようです。

1人目の職人さんは広島県にある自動車メーカー・マツダで板金職人・秀島巧さんでした。マツダでは記号としての技術を世間に知らしめる目的で技能大会に出る人を育てるところがあるようです。しかもその技能を生かして自動車の試作品を機械よりも精密に作ることに感動を覚えました。そんな中で見せてくれたのが、1枚の鉄板を手と木槌で12cmの円柱にするってのでノギスで測ると1mmの狂いもない状態。職人さんってスゴイです

2人目は左官職人(新潟県・建築会社いりやまと)です。技能五輪で銀メダルを獲った職人さんはなんと女性。堀美幸さんは5代続く左官職人の家に生まれ、みんな左官です。漆喰の壁がシックハウスなどで見直されつつあるこれからが職人の手による本物の仕事がいろんなところで必要とされるんだと思います。

3人目は建築大工部門で銀メダルを獲った池田通憲さんです。池田さんのかんな掛は1000分の10mmの薄さで木材を削ることができるそうで、実際削った木の削りカスは木なのに向こうが透けて見える薄さでティッシュペーパーの3分の1以下の厚みという技術の高さでした。こういう職人さんが堂々と腕を振るうことの出来る社会になれば偽装問題とか無くなるんでしょうけど・・・なかなかそうもいかないところにもどかしさを感じます。

4人目はタイル張り奈良屋の高橋虜太さんです。この奈良屋は会社内のタイル張りの学校を作っていて世界大会に3人も出ているというタイル張りのエリート輩出学校というところでしょうか。おかげで大手ゼネコンの鹿島建設などから本物の技術を求める仕事の依頼があるとか・・・

どれを見ててもやっぱり本物の技術というのは必要とされるんだなぁって思うとともに人材の育成・人を育てるという行為は企業として重要なんだと改めて思いました。そうじゃない企業が少なくなることを祈って・・・


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